玲奈さん、どうしていらっしゃる? ちょっと時間ができたので、早く、出張エリートのことはおやめなさいっていう、続きのメイルをするわ。
外国人が好きだというのは好みの問題で、悪くはないって、こないだお話したわね。それは外見的な好みであったり、彼らの文化からくる女性とのつきあい方や、はたまた生き方までの好みだったりするのだから。
エリートと結婚したいというのも、悪くはないと思う。エリートというのは、一生懸命勉強したり努力するタイプであったり、知的であったり、しばしば中産階級の上のほうか、上流であったりするゆえの、品の良さを持っていたりと、いうことだから。
ただ、日本で外国人とつきあうのは簡単だけれど、日本で外国人のいい結婚相手を見つけるのは、
砂の中から砂金をみつけるようなもの。
まず、どちらの国に、今住むか、将来住むかという物理的な問題がある。もちろんこれには、シビアにキャリアプラんがからむし、外国に住むことになったほうが、その国や文化をどれだけ愛せるかという深い問題もある。日本に興味があったり、日本でのビジネスに興味がある外国人はたくさんいるけれど、日本が本当に好きで、日本が居心地がよく、長く日本をベースにしようと思っている一はそのうちの1%くらいじゃないかしら。日本でビジネスや、文化や、ガールフレンドやと、楽しく面白い経験を何年かして、自分の国に帰って、仕事も私生活も腰を落ち着けよう、という気分の方が99%とみたわ。中には、国についてきてくれて合わせてくれる、日本人女性と結婚することになった、という方もいるけれども、それも一割もいないと見ているわ。外国人と結婚してる方は今や、めずらしくもないけれど、その何十倍もの、結婚に結びつかなかった恋があるということ。しかも、その結婚の可能性のあるタイプの数少ない外国人の中で、自分に合う人で、いい結婚生活を続けていけるタイプを選ぶのは、気の遠くなるような確率の低さ。
だから、運も必要だし、数当たることも大切。
幸い、彼らはデート文化で、気軽にデートに誘ってくれるし、誘いに応じてくれる。つかめる砂はたくさんあるのよ。どんどんデートして、いろんな人と知り合ったほうがいいわ。外国人の友達をつくって、ホームパーティに呼んでもらったり、そこからまた、遊びの仲間をみつけたりと、知り合いの輪をひろげていって。
でも、玲奈さん、その前に、玲奈さんが本当はどんな人をもとめているのか、もう一度考えてみて。
そのこと、また今度、お話しましょうね。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。