ダーリンは外国人、相談所

砂の中の砂金の見つけ方

玲奈さん、先日のメイルの続き。

玲奈さんは、外国の方とは、２、３人おつきあいしたことがあるとおっしゃっていたから、そろそろただの物珍しさや新鮮さだけでなく、外国の方のどこに魅かれているのか、またどこに魅かれていないのかもわかっていらしたのではないかしら。そして、本当に、欧米の方が好きなのか。

私は、30代半ばで、今のパートナーに出会うまで、たくさんの欧米の男性とデートしたし、そのうちの何人かとおつきあいした。そしてほとんどの方が、美しかった。だから私は、美しい男性が好きで、欧米の男性の外見が好みなのだと思っていた。でもどの恋もうまくいかずに、もう合う人になんて出会えないのではと不安になり、どうしていいかわからなくなっていた時に、

３つのアドバイスが私の耳にとびこんできたの。

まず、親友のひとりの恋の達人の言葉。「たくさん見つける必要はなく、ひとりいい人がいればいいのだから、みつかるのじゃない？」
そうだ、確率論ではないのだ。また、もう、モテる必要もなく、ただ一人、本当に自分と合う人に、出会うことが必要なのだ。それは数うちゃ当たるではなく、何かの方法で、引き寄せなくてはいけないのだ、とはっと気づいたの。

それから、知り合いのヒプノセラピストの言葉、「すごく欲しいものが手に入らない時は、それを手にいれることを実は自分に許していないことが多い。本当に欲しいものを手に入れることを、まず自分に許してみて」
そう言われて、私は美しい男性なんて本当には求めていないことに、ふと気づいたの。本当は、とても気が合って、話が合って、趣味が合って、ただ一緒にいて楽しくて、人間的に大好きで尊敬できて、相手も私にそう感じていて、私を本当に大好きで大切にしてくれる人。でもそんな理想の人はいるはずがないと思い込んでいて、

理想の人を手にいれることを自分に許していなかった。

理想の人のかわりに、それなら、自分がうっとりとできる美しい男性なら、途中であきたりせずに、関係が長続きすると思い込んでいたの。でも、ヒプノセラピストのいうことに耳を傾け、理想の人を手に入れることを自分に許してみたの。

そして、私をよく知るもう一人の親友の言葉。「自分が変わらないと、周りの人間関係は変わらない」と言われて、そうか、と思った。うまくいってなかった恋愛相手たちは、わたしがを見て、近寄ってきた人たち、つまり私が引き寄せていた人たち。自分が、ちゃんと理想の人を求めようと、思ったわ。

そして、３、４ヶ月したら、今のパートナーが現れた。
本当に求めていた理想の人。
そしてアメリカ人。それはアメリカの男性が外見的にキャラクター的に好みなのかもしれない。彼は日本と日本人、日本文化が大好きで、日本が居心地がいいという、レアものの外国人。
日本でキャリアを築いてる私にとっては、砂の中の砂金でした。

とてもラッキーだったと感謝してるわ。
だまされたと思って、この方法を、ぜひためしてみて。
では、またね。おやすみなさい。

出張エリートその３ー砂の中から砂金を見つける

玲奈さん、どうしていらっしゃる？　ちょっと時間ができたので、早く、出張エリートのことはおやめなさいっていう、続きのメイルをするわ。

外国人が好きだというのは好みの問題で、悪くはないって、こないだお話したわね。それは外見的な好みであったり、彼らの文化からくる女性とのつきあい方や、はたまた生き方までの好みだったりするのだから。

エリートと結婚したいというのも、悪くはないと思う。エリートというのは、一生懸命勉強したり努力するタイプであったり、知的であったり、しばしば中産階級の上のほうか、上流であったりするゆえの、品の良さを持っていたりと、いうことだから。

ただ、日本で外国人とつきあうのは簡単だけれど、日本で外国人のいい結婚相手を見つけるのは、

砂の中から砂金をみつけるようなもの。

まず、どちらの国に、今住むか、将来住むかという物理的な問題がある。もちろんこれには、シビアにキャリアプラんがからむし、外国に住むことになったほうが、その国や文化をどれだけ愛せるかという深い問題もある。日本に興味があったり、日本でのビジネスに興味がある外国人はたくさんいるけれど、日本が本当に好きで、日本が居心地がよく、長く日本をベースにしようと思っている一はそのうちの１％くらいじゃないかしら。日本でビジネスや、文化や、ガールフレンドやと、楽しく面白い経験を何年かして、自分の国に帰って、仕事も私生活も腰を落ち着けよう、という気分の方が99％とみたわ。中には、国についてきてくれて合わせてくれる、日本人女性と結婚することになった、という方もいるけれども、それも一割もいないと見ているわ。外国人と結婚してる方は今や、めずらしくもないけれど、その何十倍もの、結婚に結びつかなかった恋があるということ。しかも、その結婚の可能性のあるタイプの数少ない外国人の中で、自分に合う人で、いい結婚生活を続けていけるタイプを選ぶのは、気の遠くなるような確率の低さ。

だから、運も必要だし、数当たることも大切。

幸い、彼らはデート文化で、気軽にデートに誘ってくれるし、誘いに応じてくれる。つかめる砂はたくさんあるのよ。どんどんデートして、いろんな人と知り合ったほうがいいわ。外国人の友達をつくって、ホームパーティに呼んでもらったり、そこからまた、遊びの仲間をみつけたりと、知り合いの輪をひろげていって。

でも、玲奈さん、その前に、玲奈さんが本当はどんな人をもとめているのか、もう一度考えてみて。
そのこと、また今度、お話しましょうね。

地方に住んでいて、外国人と出会いのないアナタへ、その２。

フローレンスさん、
わたくし、思い出したことがあって、というかうっかり忘れていたことがあって、追伸を書かせていただくわ。

いまや、世界中の人と知り合えるネットというものがありますわよね。
外国の男性と友達として知り合える無料のネット、結婚を前提とした有料の会員制のネットなど、とてもたくさんあるからしらべてみてはいかがかしら。
わたくし自身は、どのサイトや会がいいのか存じ上げないのだけれど。ｌ

以前、知り合いが、会員制のネットワーキングサイトのようなものにはいっていて、外国に住んでる方と遠距離恋愛の末、結婚なさったって聞いたことがあるわ。
でも、友人は、やはりそういうサイトの会員で、何人かと遠距離デートをしたようだけれど、うまくいかなかった。つまり、

出会いが無制限に、広く膨大になると、人は選ぶことができなくなる。

ということだと思うの。つまり出会いがとても多いだけに、男性側も気軽にデートするのだけれど、真剣なつきあいや結婚にふみきれなかったり、何人かとデートしていてひとりにしぼれなかったりということになりがちのようなの。

でも、現代の人と知り合うひとつのチャンネルになってきていることは確か。
トライしてみるなら、まず、信頼できるサイトをみつけてくださいね。結婚したい女性につけこむ、儲け主義の会社や、不良ガイジンから、自分もきちんと守ってくださいませね。

パーティ文化

祥子さん、この間、きちんと書けなかったホームパーティの件。

東京には、年中ホームパーティをしているシングルの欧米男性がたくさんいるもの。おもに大企業の赴任で日本にきていて、会社に家賃をだしてもらっている広くて立派なマンションで。日本で働いている欧米男性と、英語の多少話せる日本人女性が多く、もちろん外国人の女性も、日本人の男性もいる。
欧米は、パーティ文化なのね。日本人のように数人からせいぜい十数人の友達、同僚、知り合いと飲み会をする文化ではなく、知り合いていどや知り合いの知り合いや、知らない人まで含めて、何十人でパーティをして、カンタンな立食とドリンクで、いろんな人と軽い話をする、お社交する、というのを楽しむ文化なのね。カップルで来て、二人だけじゃない時間を楽しむ人たちもいるし、シングルでデート相手を求めてる人もいるし、パーティで気の合う友達ができることもある。とにかくみんな、軽いお酒とおしゃべりとお社交と、そいういった盛り上がりを楽しむ。
わたしなんか日本人だから、実は立食形式のパーティなんてすぐ腰がいたくなって座りたくなってしまうし、知らない人とあんまり話が合わないのに顔を笑顔を貼付けて楽しそうに会話したりするのもすぐ面倒くさくなってしまうけれどね！

とにかく、そいういうのを定期的にやっているシングルの仲間に入り込めば、年中呼んでもらえて、行きたい時にいって、しだいに友達やネットワークもでき、また違うパーティによんでもらえてたりする。また、彼らのパーティ文化をまねて、同じようなパーティを年中している日本人もいるわね。
東京にいるエリート外国人ソサエティにはいっていく、まともな方法のひとつね。

外資系の会社に勤めてる女友達なり、外国人の友達の多い友人なり、外国人の友達のまた友達なり、そこへアクセスする方法をまずみつけること。周りにいなければ、わたしの年下のお友達で、だれかさがしておくわね。ではまたね。

地方に住んでいて、エリート外国人との出会いがないアナタへ。

このブログでは、ご存知のように、わたくしの友人への恋愛相談を公開しているのですけれど、
今日、読んでくださった方に、コメント欄でご相談をされましたの。

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はじめまして。フローレンスと申します。
日本在住の外資系企業などに勤めるエリート外国人と知り合いたいです。
しかし、私は地方在住のため、普通に暮らしていて、そのような方と知り合う機会はありません。
ゴールデンウィークに東京のブリティッシュパブなどに行ってみようかと思いましたが、タイミングよくエリート外国人が来て知り合えるとは限りません。
国際交流パーティーなども、はたしてエリート外国人が来てるのか心配です。
どうしたらエリート外国人と知り合えるのか相談に乗っていただきたいので、メールアドレスに返信いただけないでしょうか？
どうかよろしくお願いいたします (>人<)
こういうことで相談に乗っていただける方がいなくて、ワラにもすがる思いです！
ちなみに、私は自分を磨く努力をしてますし、縁があってエリート外国人と結婚できたら、精神的に大変な彼らに尽くし、どんな時も支えてあげたいのです。

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フローレンスさん、そうね、外国人の少ない地方では、もちろん出会いはですよね。

まず、国際交流会。エリートはいません。

エリート外国人は、仕事上で国際交流しているので、十分友達もいるし、十分もてるので
行く必要がまったくありません。

週末の東京のパブリッシュパブ。。。エリート外国人がいなくはないでしょうけれど、平日よりは少ないでしょうし、
何回か行っただけd、出会えるかは確率としては低いですよね。
ただ、外国の方とおしゃべりしたり、友達になったりするだけでも、意味があるのではなくって？
フローレンスさんが、どれくらい外国の方についてご存知なのか、欧米の方が好きなのか、どこの国に方がすきなのか、外国の方のどういう面が好きなのか、などは存じ上げないけれど、外国の方と話して友達になったりするうちに、そういうことがわかってくるのではないかしら。もしかしたら、友達で十分だった、ということもあるかもしれない。
また、友達ができれば、ホームパーティにさそってもらったりして、友達の輪がひろがっていくということも。でも舞い上がってしまってはだめ。ガイジン好きに女性につけもむ不良ガイジンも少なくないし、無防備に誘いにのるのは危険なのは日本人相手でも同じことだし、しっかりと自分を守ることはお忘れなくね。

あるいは、住んでいらっしゃる地方というのがどこだかわからないけれど、今は、日本中外国の方がいるもの。比較的エリートの集まりそうな、外国人中心の趣味の集まりなどを、ネットで探してみてはいかがかしら。テニスやサイクリング、アウトドアのクラブなどあるのではないかしら。

出会いということだけを考えるなら、もちろん
１　英語圏の国の大都市に住む
２　東京に住む
というのが近道ですね。
（エリート外国人男性が）多いところに行く、というのが確率論から行ったら鉄則ですもの。
でも、お仕事や、地元でも生活など、すでに得てしまっていてなかなか捨てられないものがあるものですよね。
フローレンスさんが何歳かにもよりますよね、現実的に年齢を重ねると日本では仕事を得にくくなりますものね。

でも、欧米の文化と男性好きが高じて外国に住んでしまう女性や、日本文化と日本の女性好きが高じて日本に住んでしまう男性って結構いるもの。
パブや、友達づきあいや、趣味の集まりなどを通して、さらにエリートではなくても素敵だなと思った外国の方とデートしてみたりして、自分がどのくらい外国の方が好きか、その文化も好きか（文化もすきでなかったらうまくはやっていけないと思うわ）、その国にすんでもいいくらいすきか（いずれは、すくなくともある期間は、その国に住む確率は高いわ）、をよく考えてみて。案外、２、３人デートしてみたら、満足してまったり、あるいは外国の方とつきあう大変さでいやになってしまったり、ということも。そうではなく、本当に好きだと思うなら、好きな国へいってしまってみるという選択もありだわ。

その段階で、もういちど立ち止まって考えてみて。
外国、あるいは、せめて東京に住むまでではないと思うなら、
あきらめがつくはずよ。
人生は、なにか大切なものを選び、なにかをあきらめる、ということの連続なのだから。

そして、確率論でない話をするのならば、
男女の出会いは縁なのだから、そしてフローレンスさんは、たくさんの外国人男性にもてたいのではなく、
ひとりの相性のいい方に出会って幸せになりたいのだから、

ひとりいればいいのだから、

それは、出会うときにはどこででも出会うもの。
無理だときめつけないで、できる範囲のことをしながら、
自分の理想のひとと出会うことを、自分に許してみてくださいな。
自分に許すと、ほしいものがやってくることって、よくありますのよ。

イングリッシュティーチャー、その後のその後

祥子さん、メイル拝見しました。大丈夫？　Markが、突然帰ること決めてしまったとのこと、ショックを受けていらっしゃることでしょう。

でも信じて、あなたの知性は、Markにはわからない。知的な女性の魅力は、知的な男性にしかわからないのよ。そして欧米の知的な男性は、自分と同じくらいの知性のある、同じレベルの女性を望むもの。そういう方があっという間に現れるわ。

おちこんでいないで、女友達と、出かけること。欧米の男性と出会いたいなら、彼らの集まるホームパーティにいくこと。
とにかく、あまり落ち込んだりしないで。パーティのことは、またご連絡するわ。

リバウンドガイ、ミックスメッセージ、コミットメントしない男

瑠璃さん、いつも楽しいメイルをありがとう。
恵比寿のバーで知り合ったカナダ人のエンジニアが、煮え切らないので手をやいているようね。

結論から申し上げると、それはすぐにデートをやめたほうがいいわ。疲れるだけ。

彼のほうから、積極的に誘ってくるのに、よくドタキャンしたり、平日何回もあったかと思うと、週末は三週に一回しかあわなかったり。すごくほめたり、寝た後好きだと言ったり、やさしかったりするのに、数日も連絡がとれなくなったり。
彼は、私のこと好きみたいけど、イライラするんです、彼の気持ちがよくわからなくて、って書いていらしたわね。

それは、いわゆるミックスメッセージ。好きとか、魅かれているという気持ちと、でもちゃんとつきあいたくない、あるいはそれほどは魅かれていない、っていう二つの気持ちが、そういう行動となり、そういうミックスされたメッセージとなるのね。そしてミックスメッセージを送ってくる男性ってものすごく多い。でも、男の人というのは、好きでつきあいたかったら、どんどんその気持ちを表すし、そういう行動をしてくるもの。とくに、欧米の男性は、はっきり表現してくるはず。

つまり、ミックスメッセージなら、つきあう気はないってこと。

そのエンジニアのBrian、彼女と別れたばかりでしょう？　いわゆるリバウンドガイなのではないかしら。別れた寂しさから誰かを誘ってしまい、あるいは寂しさから好きになった気になってしまい、失恋のリバウンドだから本当の恋ではなかったり、あるいは次の恋愛への準備が整っていない、readyでない、ってよくいうけれど、それにデートを始めてしまってから気づく。女性でもよくあることよね。

それで、さびしいし、結構魅力的なデート相手だし、デートは続けたいけれど、つきあうのはちょっと、となる。つまりコミットメントはできないと。コミットメントというのは、恋愛英語で本当によく使うのだけれど、きちんと決めて、次の段階に進む、とでもいう感じかしら。また今度、詳しく説明するけれど、とにかく。。

リバウンドガイ、ミックスメッセージ、コミットメントしない男。

これは、遭遇しがちな迷惑な男性だから、気をつけて。彼らに振り回されて、時間とエネルギーを無駄にしてはだめよ。
近々、ランチでもしたいわね、また連絡とりあいましょう。

出張エリートその２ー外国人と結婚する女

玲奈さん、メイル読みました。ちょっと恋に酔ってるお嬢さんに、シビアなことをいいすぎたわね。とにかく、出張中のSteveのことはできるだけ早く望みがないことに気づいていただくとして、もっと建設的に、つまりエリート外国人と結婚する方法について、お話ししておくわ。

外国人といっても、玲奈さんが結婚したいのは、好み的にも条件的にも、欧米の方ね、しかもエリート、できればハンサム。
行けるなら、お嫁に行ってもいい国に行ってしまいなさいと言うところだけど、それが無理な場合は、結婚相手探しは、イバラの道、運も必要。
でも、あなたがすごい美人である必要は全然ないの。欧米のハンサムエリートと結婚する日本人女性のひとつの典型は、むしろちょっと地味で、よくみるとかわいい程度で、外国人好きというよりは、どちらかというと興味なかったけどたまたま外国人とつきあったといった風情の女性。

なぜなら、日本女性好きな欧米の男性がが求めているのは、欧米の女性のような華やかで強い女性ではなく、日本人女性らしい楚々として優しい女性だからだと思うの、たぶん。

強くなったといっても、欧米の女性にくらべれば、やはりまだまだ日本の女性は格段にやさしい。いばってる日本の男に合わせてきたから！　それが欧米の男性には感動的に魅力的であり、また、だれも小ぎれいでほっそりしていて、ちょっときれい、ちょっとかわいいっていう人がいっぱいいる。だから、すごい美人でも、ガイジン好きのギラギラした女より、ふつうにやさしくて、ふつうにちょっとかわいい、ギラギラしてない人がもてるのではないかしら。

もうひとつの典型は、やや派手で、外国語に堪能で、国際的な感覚を持っていて、教育、知的レベルも高くて、つまり彼らと同じ人種と感じさせる女たち。あなたは、こちらでしょ？こちらをきちんとアピールすぺきね。日本の男は、自分よりすこし教育レベルや社会的地位の低い女を好むけれど、欧米のエリートは、同じ知的レベルの女性でなければ、バックグランドも違うし、話ができない、という感じなのね。オバマ大統領婦人も、クリントン大統領夫人も、弁護士だったようにね。

あとは、出会い方と、続け方ね、それはまた次の機会に。玲奈さん、ごきげんよう。

イングリッシュティーチャー、その後

祥子さん、お久しぶり、メイルを拝見したわ。まだ、かの英語教師とおつきあいしていらっしゃるのですって。彼が、近い将来オーストラリアにひとりで帰ることを匂わせてるにもかかわわらず。あいかわらず、この関係続けていていいのかなあと思いつつ。

お互い、次の方が現れないということかしら。
半年以上もおつきあいして、さらにもう半年もつきあってしまったら、祥子さんが執着してしまうかも。
これは、いつかダメになる関係よ。次の方を、そろそろ探してはいかがかしら。

といっても、恋愛相談と恋愛アドバイスは、何の役にもたたない、っていうのが私の持論だけれど。
年中、恋愛のお話をしていてなんだけれど。恋の話は、話すだけで整理ができ、聞いてもらうだけでヒーリング効果があるというもの。
そして、相談するようになったら、その恋はもう一筋縄ではいかなくて、つまり、いつかダメになる恋。（長続きする恋をしている人は、相談することなんてないものよ！）　でも、恋してる方は、自分で相談しておいて、冷静な結局アドバイスなんてきかないから！

だから、今日はアドバイスはこれくらいにして、わたしのことを少しお話しするわ。
最初につきあった、外国人、アメリカ人の英会話学校教師のこと。
10数年も前で、私は二十代半ば、彼は三十代後半。１年つきあって、１年オン＆オフの関係をつづけて、本当に別れた時、わたしはものすごくものすごく怒ったけれど、今では、かわいそうな人だったなと、思うの。

男の人は、外では強がっていて、でも本当は弱くて、親しい女の人にだけ弱みを見せる。私は、男の人とつきあうといつもそう感じて、この人はかわいそうだな、と思う。いろいろあって、けんか別れしあらい、ふられたりしても、後でたいてい、ああ、あの人はかわいそうだったなあ、と思うの。

アメリカ西海岸の郊外の街で生まれ育ったその人は、背が高くてとてもハンサムでやさしい人でした。だから外見のいい欧米人が好きな日本人女性にはとてももてて、若くてかわいい女性や、頭のいい女性と、いつもつきあっていたわ。日本のバブルの終わりのころに日本に来て、大学はでていたからステイタスのある有名英会話学校で教えていて、わるくない給料をもらっていた。でも、わたしと付き合い始めたのは、バブルがはじけてからで、「バブル真っ盛りころは、仕事（レッスン）がたくさんあって、どんどん稼げたから、知り合いの教師なんて、２、３年働いて、アメリカに帰って家を建てた」なんてよく言ってた。レベルの高くない大学出身の、ほとんどの生徒より知的でない外国人を、大学出のネイティブというだけで採用して、そんなに給料を払うこと自体、日本の英会話学校はおかしかったし、バブルというのもおかしなものだったわ。知的な英語は知的な人からしか学べないのだから。

つまり彼は、自分が望むほどの知性や才能がない、それで自分の仕事や社会的地位に満足できない。多くの男の人が程度の差こそあれ抱えている悩みをかかえ、それで、職を転々として、日本で一稼ぎしたいと何年か働き、そして30代後半になってしまい、これからどうしようと、早めのミッドライフクライシス、中年の危機を迎えていたのね。
今、40代になった私には、その気持ちがとてもよくわかるけれど、当時の若い私にはわかってあげられなかった。
当然、彼は自分の人生のことで頭がいっぱいで、新たなる責任を追う（日本女性と真剣につきあって、結婚して、アメリカに帰って養うとか）余裕もつもりも全然なかったのね。それで、当然、つきあう人と深入りしなかった。私は、それを卑怯にかんじたけれど、また彼の表現のしかたは適切でなかったのだけれど、彼のことがもっとわかっていたら、どうしたのでしょうね。

そう、執着せずに、もっと早く手放したのではなかったかしら。

火にかけていたシチューがそろそろできる頃だわ、祥子さん、また、ご連絡するわ。

六本木のバーでナンパする男

瑠璃さん、メイル拝見したわ。お元気そうね。

20代後半での、六本木のバーホッピング、つまりバーのはしごは、感心しないわ。最近は、バーで知り合った欧米の男性と次々とデートをしているというじゃないの。ピックアップバー、いわゆるナンパバーなんかも顔を出したりして。オフィスが六本木とうことだから、仕事仲間と上品に一杯飲んで帰るくらいはいいけれど、20代後半の結婚相手を探しているお嬢さんが、女友達と結婚相手を探す場所ではないわ。

たしかに、六本木のバーには、９時をすぎるとシングルのエリート外国人が山ほどはきだされてくるけれど（レストランや、仕事場や、他のバーから）、もちろん不良外人も多いし、だいいち、六本木で飲んでる女はガイジン好きって彼らは知っているのだから。

たしかに、私の知り合いにも、すくなくとも３人は、バーで知り合って欧米の男性と結婚した女性がいるけれど、六本木ではなかったし、探しにいってはいなかった。たまたま、そこで飲んでいて、相手にめぐりあったの。

六本木で相手を探してる女性には、男性は遊びや軽い付き合いを求めてナンパしてくるけれど、真剣な付き合いを求めている男性は寄ってこない。

飲みに行きたいなら、せめて、恵比寿や目黒あたりの、ブリティッシュパブにでもいきなさい。音楽や、ビールが好きなガイジンがたむろしているような、もうちょっとのんびりした落ち着いた店。自分も女友達も、そこのライブミュージックやギネスビールが好きなふりをして、あるいは家か職場が近いふりをして、年中通っているうちに、友達やボーイフレンドができるものよ。

ということでご忠告。お転婆もよろしいけれど、お気をつけ遊ばせ。そして、また楽しいメイルをお待ちしているわ。